エアコンクリーニングは自分でできる？やらない方がいい理由と正しい業者の選び方を解説！

エアコン掃除は、自分でできる範囲もあれば、プロに任せるべき部分もあります。

無理に自分でやろうとすると、故障や思わぬ事故につながるリスクも。

この記事では、エアコンクリーニングは自分でできる範囲とやるべきではない範囲について徹底解説します。また、「どこに頼めばいいかわからない」という方のために、おすすめのエアコンクリーニング業者も厳選してご紹介。

業者選びで失敗しないためのポイントや、知っておきたい料金相場も詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりの業者を見つけてください。

当サイトおすすめのエアコンクリーニング業者

エアコンクリーニングは自分でできる？注意点は？

エアコンの汚れが気になると、「自分で掃除してみようかな」と考える方も多いでしょう。しかし、安易な自己流の掃除には多くのリスクが潜んでいます。

ここでは、自分でエアコンクリーニングをする際の注意点と、なぜ限界があるのかを解説します。

自分で掃除できるのは見える範囲のみ

自分で掃除できるのは、あくまでエアコンの「見える部分」に限られます。

具体的には、フィルターや前面パネル、ルーバー（風向きを変える羽）などです。これらのパーツは取り外して水拭きや掃除機でホコリを吸い取るだけで、エアコンの効きを良くする効果が期待できます。

しかし、エアコンの汚れやカビのほとんどは、奥深くにある送風ファンや熱交換器（アルミフィン）に付着しています。これらの部分は構造が複雑で、専門知識がなければ分解・清掃は非常に困難です。無理に分解しようとすると、部品を破損させたり、元に戻せなくなったりするリスクがあります。

スプレー缶の使用は要注意！故障や火災のリスク

「スプレー缶タイプのエアコンクリーナーを使えば、内部も簡単に掃除できるのでは？」と考える方もいるかもしれません。

しかし、市販のスプレー缶は使用しない方が無難です。多くの専門家が、スプレー缶の使用には注意を促しています。メーカもスプレー缶の使用を推奨しておらず、故障した場合に保証対象外となるケースが多いです。

黒い粉やカビの掃除はファン高圧洗浄が必須

エアコンから「黒い粉」が落ちてきたり、吹き出し口の奥に「カビ」が見えたりする場合は、すでに内部がかなり汚れているサインです。この状態を放置すると、健康被害につながる可能性もあります。

黒い粉はほとんどの場合、フィルターや送風ファンに付着したホコリやカビの塊ですが、稀にゴキブリの糞である可能性もあります。エアコン内部は、暗く湿気が多いため、ゴキブリが潜みやすい環境です。

これらの汚れを自分で除去するのは非常に困難です。無理に掃除しようとすると、かえってホコリやカビを部屋中にまき散らしてしまう危険性もあります。

エアコンクリーニングはプロに任せるべき？その理由

自分でできる掃除には限界がある一方で、プロに依頼することで多くのメリットが得られます。

費用はかかりますが、その効果と安全性を考慮すると、プロに任せる価値は十分にあります。

自分でできないエアコン内部まで徹底洗浄

プロのエアコンクリーニングは、自分でやる掃除とは根本的に異なります。業者は、エアコンの前面パネルやフィルターだけでなく、送風ファンや熱交換器（アルミフィン）など、内部のパーツを徹底的に分解します。

分解することで、普段は見ることのできないエアコンの奥まで洗浄剤と水を直接届かせることが可能になります。これにより、表面的な汚れだけでなく、内部にこびりついたカビやホコリを完全に除去できます。

自分でやる掃除とプロの手順の違い

自分でやる掃除とプロのクリーニングは、手間や効果、安全性において大きな違いがあります。

＜比較表＞

項目	自分でやる掃除	プロのエアコンクリーニング
作業範囲	フィルター、パネル、ルーバーなど表面的な部分のみ	エアコン内部のファン、熱交換器まで分解して徹底洗浄
道具	掃除機、雑巾、台所用中性洗剤など	業務用の高圧洗浄機、専用の洗剤、養生シートなど
時間	30分～1時間程度	1～2時間程度
費用	0円～数百円（洗剤代）	1台あたり8,000円～20,000円程度
効果	表面的なホコリ除去、効きの改善	カビ・雑菌の除去、臭いの解消、電気代節約
安全性	故障や感電のリスクあり	プロの知識と技術で安全に作業

では、実際に業者に依頼するならどこにお願いすべきかわからない方へ、おすすめの業者をご紹介いたします。

おすすめエアコンクリーニング業者

ユアマイスター

ベアーズ

おそうじ本舗

ダスキン

イオンのKAJITAKU

くらしのマーケット

おそうじ革命

アールクリーニング

日常的な簡単掃除でエアコンを清潔に保つ方法

プロのエアコンクリーニングは1〜2年に1回が目安ですが、それ以外の時期も日頃のお手入れをすることで、エアコンをより清潔に保つことができます。日常的な簡単掃除と、カビ予防のコツをご紹介します。

2週間に1回は掃除機で吸う

エアコンのフィルター掃除は、自分でできる最も効果的なお手入れです。フィルターにホコリが詰まると、冷暖房の効率が落ち、電気代が上がってしまいます。

＜簡単なフィルター掃除の手順＞

1. 電源を切る
   感電防止のため、必ずコンセントを抜くかブレーカーを落としましょう。
2. パネルを開ける
   取扱説明書を確認し、前面パネルを開けます。
3. フィルターを外す前に掃除機をかける
   ホコリが舞うのを防ぐため、フィルターを外す前に表面のホコリを掃除機で軽く吸い取ります。
4. フィルターを外す
   ゆっくりとフィルターを取り外します。
5. 掃除機で吸い取る
   ホコリはフィルターの表面（パネルを外した時に見える側）についているので、表面から掃除機をかけてホコリを吸い取ります。
6. 水洗いして乾燥
   汚れがひどい場合は、裏側からシャワーを当てて水洗いし、完全に乾燥させてから取り付けます。

毎日のカビ予防！送風運転と換気

エアコン内部のカビは、冷房や除湿運転で発生する結露が主な原因です。カビ予防には、エアコン内部を乾燥させることが最も重要です。

• 送風運転：冷房や除湿を使い終わった後、1時間ほど送風運転を行いましょう。内部の水分を飛ばすことで、カビの繁殖を抑えることができます。
• こまめな換気：部屋の空気が汚れていると、エアコンがその空気を吸い込んで内部が汚れやすくなります。定期的に窓を開けて換気することで、エアコンへの負担を減らし、カビ予防にもつながります。

プロに頼む頻度とタイミング

自分で掃除をしても、どうしても限界はあります。エアコンの効きが悪くなったり、嫌な臭いがしたりするようになったら、プロに頼むタイミングです。

• 頻度
  一般家庭では1〜2年に1回が目安です。ペットを飼っているご家庭や、キッチンとリビングが一緒になっている場合は、1年に1回クリーニングすると良いでしょう。
• タイミング
  本格的に使い始める春先や、使い終わる秋がおすすめです。特に夏前にクリーニングをしておけば、清潔な状態でシーズンを迎えられます。

失敗しないエアコンクリーニング業者の選び方

【目的別】エアコンクリーニング業者の選び方

エアコンクリーニングの相場は？

エアコンクリーニングの料金を抑える方法

>>>おすすめエアコンクリーニング業者はこちら

エアコンクリーニングの効果は？

エアコンクリーニング専門業者に依頼する理由とは

>>>おすすめエアコンクリーニング業者はこちら

依頼から作業までの流れ

【動画】ユアマイスターのハウスクリーニング(エアコン)の流れ

エアコンクリーニングに関するよくある質問

賃貸物件の場合はエアコンクリーニングはどうしたらいいの？

賃貸契約書や重要事項説明書に、エアコンクリーニングが入居者負担か貸主負担か回数や頻度が明示されているかを確認しましょう。

記載が不明瞭な場合は管理会社や大家に連絡し、具体的に業者手配方法、費用請求の流れ、保証や再訪問サービスの有無、退去時の原状回復費用の負担範囲を事前に確認しましょう。

エアコンクリーニングはどれくらいの頻度で行うべきですか？

一般家庭であれば、1～2年に1回が目安です。ホコリやカビが発生しやすい場合や、小さなお子さま・アレルギー体質のご家庭は、年1回のクリーニングをおすすめします。

クリーニングにかかる時間はどのくらいですか？

標準的な壁掛けエアコン1台で、約1～2時間程度です。

お掃除機能付きや業務用エアコンの場合は分解部品が多いため、2～3時間かかるケースがあります。

室外機のクリーニングは必要ですか？

室外機はエアコンの冷却効率に影響するため、定期的な清掃を推奨します。室外機だけの単独作業も可能ですが、本格的な性能回復を狙うなら室内機とセットでクリーニングするのが効果的です。

どこまで分解して洗浄してくれますか？

一般的には、前面パネル・フィルター・ルーバー・熱交換器・送風ファンまで分解・高圧洗浄します。ただし、機種や設置状況によっては完全分解が難しい場合もあるため、事前に業者へ確認しましょう。  

カビや臭いがひどい場合、追加料金はかかりますか？

基本プランで取れない強固なカビや汚れは、オプション料金が発生する場合があります。事前見積り時に「写真や汚れの状態」を伝え、追加費用の有無を確認すると安心です。

クリーニング中に立ち会いは必要ですか？

基本的には立ち会いが必要です。鍵の受け渡しやエアコンまわりの事前準備の指示があるため、作業完了まで在宅いただくことをおすすめします。ただし、信頼できる業者であれば「鍵預かり」に対応している場合もあります。

支払い方法にはどんな選択肢がありますか？

現金・クレジットカード（VISA、Master、JCBなど）・QR決済（PayPayなど）を用意している業者が多いです。事前に公式サイトや問い合わせ時に、利用可能な支払い手段を確認しておきましょう。

クリーニング後に保証はついていますか？

多くの業者では、3～6ヶ月程度の「再カビ保証」や「仕上がり保証」を付帯しています。万一クリーニング後に再発した場合は、無償で再点検・再作業してもらえるので、保証内容を確認しておくことが大切です。

お掃除機能付きエアコンでも同じ価格ですか？

お掃除機能付きは分解箇所が増えるため、標準モデルよりも料金が高く設定されることが一般的です。事前問い合わせで「お掃除機能の有無」「機種型番」を伝え、正確な見積りをもらいましょう。

クリーニング後、すぐに使っても問題ありませんか？

ほとんどの業者は、作業完了直後に通電テストを行うため、そのまま使用可能です。ただし、高圧洗浄後の水分が残っている場合は、1～2時間ほど乾燥させてから運転するように指示されるケースもあります。

家電量販店系（ヤマダ電機・エディオン・ジョーシン）の提携業者と、メーカー純正（パナソニック・シャープ）では、仕上がりや保証内容にどのような違いがありますか？

ヤマダ電機・エディオン・ジョーシンなどの家電量販店では提携業者によるエアコンクリーニングを提供、パナソニック・シャープはメーカー純正サービスを実施しています。

また、生協コープは地域密着型の訪問クリーニングを展開しています。サニクリーンは専門業者としてノウハウ豊富な内部分解洗浄が可能です。

価格は1台8,000〜15,000円前後の場合が多いです。保証や再訪問サービスは業者ごとに異なるので、事前確認しましょう。

エアコンクリーニングの依頼件数は増えているの

エアコンクリーニングの依頼件数が急激に増加しています。ハウスケアラボの調査によると、都心部では過去5年で年間依頼件数が約1.6倍に増加しており、共働き世帯やペット飼育家庭での需要が高まっています。

まとめ

本記事では、エアコンクリーニングを自分でやる場合の注意点や、プロに任せるべき理由、そして正しい業者の選び方について解説しました。

エアコン内部のカビやホコリ、黒い粉などの頑固な汚れは、専門知識と高圧洗浄機がなければ徹底的に除去できません。安易に自分で掃除しようとすると、故障や思わぬ事故につながるリスクがあるため、プロに依頼するのが最も安全で確実な方法です。

どの業者に頼むべきか迷った際は、当記事でご紹介した業者選びのポイント（料金体系、口コミ、対応力など）をぜひ参考にしてください。

適切な業者を選び、定期的なメンテナンスを行うことで、エアコンを長く快適に使い続けましょう。

>>>おすすめエアコンクリーニング業者はこちら